そ・れ・ら・し・い 写真ですが!
From: 南部辰雄 <landscape@n.email.ne.jp>
To: Dear my friends
Sent: Wednesday, May 10, 2000 7:25 AM
Subject: そ・れ・ら・し・い 写真ですが!

動物園と植物園はお休みでした。
結局、MMが『うまく列車に乗れるか心配だ』と言うのと、
夜行の時間まで長いという理由で
彼女のアパートに、今居て
リヨン駅まで送ってくれることになりました。
ちょっと情けない気もしますが、確かに言われる通りで
ホームをちゃんと見つけることもすこし?不安。
それからマルセーユは結構危険だという忠告を
多くの人から受けています。
    
植物園のガーデンで、
片言の日本語と英語が出来るプロのカメラマンを名乗る男が
話しかけてきました。
彼もそう忠告してくれました。
彼とは片言の日本語と
おたがい母国語ではない英語でいろいろ話しました。
フランス人はすぐに新しいものに飛びつきたがるとか、
それはコンピューターのタブレットを使って
簡単に絵が描けると思っている学生が多い
というような話だったり、
ちょっと意外な気がしました。

今、マルセーユに向かう列車の個室寝台でこれ打ってます。
なんか、モバイラーになった気分です。
電波状態のいいところを見計らって
送信することさえ可能です。

さて、女友達に見送られながらリヨン駅から夜行列車でパリを出る、
これ結構・キマスネ  
ちょっとウルウルしそうな情景。
そして車窓越しにパリにさよならなんてね、
まあ、僕はそんなセンチじゃあない。

今日の午後は、ラ・デファンスを歩いてみました。
新凱旋門のある、まあパリの西新宿ってとこ。
何も撮れませんでした。
僕がカメラのカタログの仕事でデファンスにきたのなら
一冊すぐに出来てしまうでしょうが・・・・
その話と反対の意味で
パリはフォトジェニックだと思います。
誤解を恐れずに言うならば
その気になれば
それらしい写真集の1冊ぐらいすぐに出来そうです。
そ・れ・ら・し・い 写真ですが!

そう、仕事がらみで思い出しました。
昨日、百貨店の食品売り場で思ったことです。
小さなストロボを2台、持ってパリにやってきて
野菜やら、まあ普通は輸入されないであろう食品を買い込んで、
どこかのアパートでちょっとコジャレタ物撮をする
きっと飛行気代ぐらいはそれで稼げると思います。
それほど面白かったり、見慣れない野菜や果物にあふれています。
トマトの種類、鮮度、ひね具合、どれをとっても雑誌で見るような・・・
まあ当たり前か!パリで日本特集を作ろうと思っても
京野采を手に入れるのが大変でしょうから。

買い物で思い出しました。
これを読んでいるモデルさん、何人かいると思います。
僕はあなた方のために
可愛くって、とてもベイシックなティーシャツを1枚、
タンクトップを一枚買いました。
へそが出やすく、コーディネートしやすいもの。
さあ明日はエクサンプロバンス。
どんなところかまったく見当はつきません。
マルセーユは危険らしいので、乗換えのみ
ブイヤベースはだめかもしれない!
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